標準搭載されているiPadのアプリケーションは、実用的なものから趣味性の高いものまで、毎日の仕事や生活に活用できるものがそろっている。さらに、iPadの機能や操作を習得するための格好のツールでもある。

指で直感的に操作できるブラウザー

 Safariの機能は、ごく一般的なブラウザーと変わらない。パソコンでなんらかのブラウザーに触ったことがあれば、誰でもすぐに操作できるだろう。指でタッチする操作に最初は戸惑うかもしれないが、タップやフリックなどの動作を試しているうちに戸惑いは消えるはずだ(図1)。

図1 iPad用Safariは、パソコン用Safariと見た目や機能、操作手順にそれほどの違いはない。大きな違いは、見たい部分を自由に拡大できることと、拡大やスクロールなど、すべての操作を画面に指をタッチして行うことだ
図1 iPad用Safariは、パソコン用Safariと見た目や機能、操作手順にそれほどの違いはない。大きな違いは、見たい部分を自由に拡大できることと、拡大やスクロールなど、すべての操作を画面に指をタッチして行うことだ
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 ウェブサイトにアクセスするには、ツールバーのアドレスフィールドにURLを入力するか、その右側の検索フィールドにキーワードを入力してサイトを検索する。ブックマークを登録してあれば、本を開いたようなアイコンをタップしてブックマークを開き、見たいサイトを選択する。

 画面サイズが大きいこともあり、文字が小さすぎて文章を読めないことはあまりないだろう。もし読みにくいことがあれば、ダブルタップで表示を拡大すればいい(図2)。また、ピンチアウトを使えば、好きな大きさに拡大できる。最大9ページを開いておく機能も備えている(図3)。

【ダブルタップした列を拡大表示】
図2 iPadの画面は大きいので、文字が小さすぎて読めないということはあまりない。もし小さくて読みにくければ、ダブルタップでその列を拡大表示すればいい
図2 iPadの画面は大きいので、文字が小さすぎて読めないということはあまりない。もし小さくて読みにくければ、ダブルタップでその列を拡大表示すればいい

【開いておけるページは最大9ページ】
図3 ツールバーの左から3番目のアイコンをタップすると管理画面が開く。新しいページを開くには「新規ページ」を、不要なページを閉じるには「×」をタップする
図3 ツールバーの左から3番目のアイコンをタップすると管理画面が開く。新しいページを開くには「新規ページ」を、不要なページを閉じるには「×」をタップする

図4 ブックマークに最初から登録されている「iPadユーザガイド」を選べば、マニュアルが開く。使い方が分からないときはここで調べよう
図4 ブックマークに最初から登録されている「iPadユーザガイド」を選べば、マニュアルが開く。使い方が分からないときはここで調べよう