●パソコンの背面には約10種類の端子がある

●最大5Gbpsと高速なUSB 3.0が今後普及する見込み

●HDMIがあれば、対応するテレビとも接続可能

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 周辺機器を使うには、インタフェースが重要だ。そもそもパソコン側と周辺機器側のインタフェースが対応していないと接続できないし、新しいインタフェースを使えば、より高速になったり、使い勝手が変わったりする。例えば、最新の「USB 3.0」と「HDMI」。デスクトップ機の背面パネルには、下図の通り多くの端子があるが、特にこの2つは重要だ。

 普段、使う機会が多いのはUSB 2.0だろう。そのUSB 2.0の後継規格がUSB 3.0だ。最大転送速度が5Gbpsと、USB 2.0(480Mbps)より約10倍も高速なのが魅力だ。パソコン側のUSB 3.0端子には、USB 2.0規格のケーブルが挿せる。ただし、USB 3.0本来の速さでつなぐには、USB 3.0対応の周辺機器とUSB 3.0用ケーブルで接続する必要がある。

 ディスプレイを接続する映像出力端子は、デジタル伝送方式の「DVI」が一般的。ただ、最近は1本のケーブルで映像と音声をまとめて伝送できるHDMI 端子を備えた液晶ディスプレイが増えた。居間に設置する大型テレビの多くもHDMI端子を持つため、パソコンがHDMI端子を備えていれば、パソコン画面を簡単に大型テレビに出力できる。

 一方、利用頻度が減った端子もある。代表例が「PS/2」端子。USB接続方式のキーボードやマウスが増えたためだ。IEEE 1394も、USB 3.0規格が登場したことで存在価値が薄れつつある。

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