2007年1月7日(現地時間)、「2007 International Consumer Electronics Show(CES)の会場でビル・ゲイツ会長が披露した、Windows Vista Ultimate向けの機能「Ultimate Extra」。その中でも会場を大いに沸かせたのが、動くデスクトップ壁紙「DreamScene」。実際にそれが動作する様子を、カメラに収めることができた。

 DreamScene機能を追加すると、Windows Vistaの「デスクトップの背景」の設定画面で、「サンプルビデオ」および「パブリックのビデオ」が選べるようになる。サンプルビデオとはDreamSceneに標準で付属する動画、パブリックのビデオとはユーザー自身が保持する動画のことだ。サンプルビデオには、滝が流れ落ちる様子、葉からしずくが落ちる様子、草が風に揺れる様子などの動画が用意されている。好みの動画を設定すれば、それが背景で動くようになる。デスクトップ上で右クリックをすれば、動きを止めたり、再開したりも可能。

 なおこの機能は、同社の中でもトップシークレット扱いだったという。Windowsの責任者を務めていたジム・オールチン氏が一度社員向けにデモして以降はずっと伏せられてきたそうで、今回のCESが初お披露目の場となった。

一見するとただの壁紙。右クリックで再生すれば、なんと滝が流れ出す