前回に引き続き、パソコンの電源に関する調査結果から、電源管理にまつわる数字を紹介しよう。

 自宅で使っているパソコンで、操作しないまま時間が経過したら自動的にモニターの電源が切れる設定にしているのは、200人中131人。設定時間で最も多かったのは「30分」(25人)、次いで「10分」(24人)、「5分」(23人)。短いところでは「1分」が3人、最長で「5時間」が1人いて、 131人の平均値は21分4秒だった。

 同様に、自動的にパソコンがスタンバイ状態に入るように設定しているのは200人中105人で、設定時間で多かった答えは「30分」(29人)、次いで「1時間」(20人)。105人の平均値は38分10秒。

 自動的にハードディスクの電源が切れるようにしているのは200人中85人で、設定していない方が多数派。多かった答えは「30分」(23人)、「1時間」(22人)で、85人の平均値は42分14秒だった。

 最近はセキュリティ対策のため、作業中のパソコンを放置したまま席を外すことを禁じている会社も多いようだが、トイレなどで5~30分程度、席を離れる場合はどう対応している人が多いのか。何らかの手段を講じている人は全体の約半数の54.5%。具体的には「自動的にスタンバイまたは休止状態になるように設定」が62人いた。昼休みなど1時間程度となると、75.5%が何らかの対応をしていて、「電源を切る(シャットダウン)」が57人と、「自動的にスタンバイまたは休止状態」の56人をわずかながら上回った。

 省エネという点においてはもっときちんと電源を管理した方がいいような気がするのだが、「スタンバイや休止状態から復帰できず、保存し損ねたデータが消えた」(37歳)という経験をしている人が複数いることが判明。「スタンバイからの復帰方法が分からなかった」(41歳)といったトラブルを防ぐ意味でも、初期設定のままではなく、自分に合った設定になっているかどうか、確認しておきたい。

パソコンをスタンバイから復帰させるときにパスワードの入力が必要な設定にしているかどうか聞いた。自宅のパソコンのためか、設定しているのは少数派