今回は実際にプログラムを作ってマッシュアップします。が、プログラム環境を用意したり、特別なソフトウエアをパソコンにインストールしたりする必要はありません。プログラムを書くツールに使うのはWindowsユーザーなら誰もが持っている「メモ帳」です。そして、そこにWindowsのスクリプト実行環境である「Windows Script Hosting」(以下WSH)を使ってマッシュアップを作ります。スクリプトはプログラムの一種です。

 ではまず完成予想図です。ソースコードはこちらからダウンロードできます。

結果ダイアログ

ソースコード

 プログラムを実行すると、天気情報をダイアログとして表示するという簡単な代物です。工夫した点は、

  • IPアドレスを元に、プログラムを実行した場所(都道府県)を特定
  • 天気情報のRSSフィードを多少整形

 といったところになります。ソースコードを見ても分かる通り、全部で70行足らずのごく短いものになります。ぜひ自分の手を動かしつつ、作ってみてください。なお、Internet Explorer 6(以下、IE6)を対象にしております。残念ながらInternet Explorer 7では動作しません(もう少しプログラミング上、応用が必要になるので、ここでは取り上げません)。

 最初のステップはファイルの作成です。メモ帳を立ち上げて、まずファイルを保存してください。名前は何でも良いのですが、分かりやすいように「天気.vbs」として保存してください。拡張子は忘れずに「vbs」にして下さい。