取引先から受け取ったブック(ファイル)を開くと突然、シートの列番号が1、2、3、…という数字に変わってしまった――。そんな経験はないだろうか。エクセルの列番号はA、B、C、…というアルファベットが“標準”だが、実は列番号を1、2、3、…と数字で表示するオプションも存在するのだ。

 具体的には、「ツール」メニューの「オプション」を選び、開く画面の「全般」タブで、「R1C1参照形式を使用する」をオンにすればよい。この設定はブックごとに保存されるため、この設定をオンにして保存したブックでは、常に列番号が数字で表示される。自分のパソコンで設定を変えたことがなくても、ファイルを開いた途端、列番号が数字になってしまうことがあるのはそのためだ。

 では、この「R1C1参照形式」というのはそもそも何なのだろう。それは、計算式で参照するセルを指定するときに、“セルの位置”を表す方式の1つだ。

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