メールは現代におけるコミュニケーションのライフライン。万が一データが失われると大変難儀だ。ところがOutlook Expressを使っていると突然、受信トレイがまっさらになることがある。大抵の場合、メールデータを保存したファイルの破損が原因だ。本章ではOutlook Express 6(以下OE6)を例にメール消失への対策を解説していこう。

 前章のExcelファイルや画像ファイルと違ってメールデータはOE6が自動的に保存する。メールが消失したら、まずこの保存場所を開いて状態を確認しよう。OE6の保存場所はかなり深い階層にあり、マイコンピュータなどからたどるのは少々難しい。保存場所はOE6のオプション画面の「メンテナンス」タブにある「保存フォルダ」ボタンで表示される。その文字列をコピーして、フォルダーウインドウなどのアドレスバーに貼り付ければ、メールデータの保存場所に直行できる(下図)。

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