Webブラウザーのアドオンとは、Webブラウザーが標準では備えていない機能を追加するためのソフトウエアのことです。プラグインやツールバー、拡張機能などと呼ばれることもあります。アドオンのほとんどは、ソフトウエアメーカーやインターネットサービス事業者などがWebサイトで無料提供しています。個人が開発して公開しているものもあります。

 アドオンの種類はさまざまです。例えば、検索機能を追加したり、標準では見られないファイルや動画などを表示させたりするアドオンがあります(下表)。

 前者の一例は、グーグルが配布する「Googleツールバー」です(下図)。後者の例としては、PDFファイルを表示する「Adobe Reader」のアドオン(プラグイン)などがあります。こういったアドオンはアプリケーションソフトにも含まれるので、ユーザーが意識しなくてもインストールされている場合があります。

GoogleツールバーをIE6にインストールした例。検索窓のほか、ポップアップウインドウのブロック機能やWebページの翻訳機能なども備える

 インターネットではアドオンが数多く公開されているので、興味のある人は「アドオン」や「プラグイン」といったキーワードで検索してみるとよいでしょう。

 ただし、中にはWebサイト閲覧の履歴などを勝手に盗むスパイウエアのようなアドオンもあります。有名企業が配布するアドオンや、一般に広く使われているアドオンならまず問題はありませんが、面白そうだからといって手当たり次第にインストールするのは控えた方が無難です。