Excel 97以降のバージョンでは、セルに文字列を入力すると、実際にキーボードから入力した読み仮名がふりがなデータとして自動的に設定される。設定されたふりがなを表示するには「ホーム」タブ「フォント」グループの「ふりがなの表示/非表示」ボタンをクリックする(図1)。

図1 セルには自動的にふりがなデータも登録される

 ふりがなデータを修正するには、セルをダブルクリックするなどして編集状態にしてから、修正したいふりがなをクリックする。実行するとクリックしたふりがなに枠とカーソルが表示されて編集可能な状態になる(図2)。なお、「Shift」キーと「Alt」キーを押しながら上下の矢印キーを押すと、セル内でふりがなデータと親文字の選択を切り替えることもできる。

図2 ふりがなを編集するには、セルの編集状態でふりがな部分をクリックする

 Excel 2000以降なら、さらに簡単な方法がある。親文字に複数の読みが存在する場合、わざわざ再入力しなくても、ふりがなデータをリストから選択できる(図3)のだ。編集状態にしたふりがなをマウスの右ボタンでクリックし、表示されるショートカットメニューの「ふりがなリストから選択」をクリックすると、ふりがなに読み方のリストが表示される。設定したいふりがなをリストから選択しよう(図4)。

図3 ふりがなを右クリックすると読み方のリストが表示される
図4 「良子」なら、「リョウコ」「ヨシコ」の両方のふりがなのリストが表示される