Windowsメールとは直接関係ないが、Windows Vistaの「Windowsアドレス帳」のデータをほかのソフトでも使おうと、CSV形式でエクスポートしてExcelで開くと、名前をはじめとする日本語部分が文字化けして表示される。これを解消するには、文字コードに注目だ。

 「Windowsアドレス帳」はWindowsメールで使う重要なツールだ。前回紹介したバックアップの際など、他の多くのソフトで使える「CSV形式」(カンマ区切り形式)のファイルで保存することもあるだろう。しかし、そのファイルをExcelで開いてみると、文字が意味不明の漢字や記号に置き換わる、いわゆる“文字化け”の症状になり、正しく表示されない。Windows XPのパソコンで開けば、同じファイルでもきちんと表示されるにもかかわらずである(図1、図2)。

図1 Windows XPを Vistaへアップグレードする際に保存しておいたWindows XPの「アドレス帳」のCSV形式ファイルを、VistaのExcel2007で開いたところ。“文字化け”の現象はなく、問題なく読める状態で表示される

図2 Windows Vistaの「Windowsアドレス帳」からエクスポートしたファイルを同様にExcelで開くと、このように日本語名の部分が“文字化け”して表示される

 これは、「文字コード」が原因だ。