最初は「もっと詳しく現地を知る」。せっかく地図で目的地を調べるなら、より詳しく現地の様子が分かった方がありがたい。

 地図には、縮尺という概念がある。実際の距離をどれだけ縮めたかを示す比率で、「1000分の1」といった具合に分数で示す。分母が小さい方が縮尺が大きく、より細かく描かれた地図になる。どの地図サービスも縮尺を段階的に変えられるが、最大縮尺は実はまちまち。例えば代表的なサービスである「Yahoo!地図情報」(ヤフー)は1500分の1。一方、グーグルの「Googleマップ」は1000分の1。縮尺が1.5倍も違うわけで、それだけGoogleの方が現地の様子をアップで見られる。

 Googleマップは、家やビルの形まで正確に描かれている。住所だけでは見つけられない、込み入った目的地を探す場合に重宝する。高層ビルは立体的に表示されるので、具体的なイメージもわく。