スライドを作るときは、伝えたい内容に合わせて、図やイラスト、写真、グラフなどを効果的に利用したい。

 視覚を通して理解してもらえる部分が多ければ、余計な説明をしなくても済むため、短い時間でも情報をわかりやすく伝えることができるのだ。

 前回は、手順や流れなどを簡単に図にする方法を紹介した。今回のテーマは、イラストや写真について。イラストや写真を使うときに知っておきたいポイントを紹介する。

イラストを入れてみよう

 イラストは、人や物などのイメージをわかりやすく伝えることができる。素材の集め方にはいくつかの方法があるが、手軽な方法としてクリップアートを利用する方法がある(図1)。クリップアートには、豊富なイラストが用意されているので、キーワードを指定して使いたいイラストを探してみよう。

図1 「挿入」タブの「クリップアート」ボタンをクリックして「クリップアート」作業ウィンドウを表示する。任意のキーワードを入力して「検索」ボタンをクリックすると、キーワードにあったイラストの検索結果が表示される。使いたいイラストをクリックすると、スライドにイラストが入る

 イラストを選ぶコツは、なるべくシンプルなものにすること。誰が見ても何のイラストなのかが、すぐにわかるイラストを選ぼう。

 また、複数のイラストを組み合わせて使うときは、同じようなタッチのイラストでそろえると、統一感があり印象がよい。そうはいっても同じようなタッチのイラストをひとつずつ目で追って探すのは大変。そこで、知っておくと便利なのが、スタイルを指定した検索方法だ。

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