デバイスドライバーのインストールやシステム設定の変更がきっかけで、Windowsが不安定になることがある。Windowsは起動時にデバイスドライバーやシステムのデータを読み込むが、そこで問題が起こると起動できずに再起動をする。その際に、正常な状態でWindowsを起動できなかったことを知らせる下のような黒い画面が現れる。

 まずは「前回正常起動時の構成」を試してみよう。それでも、同じ画面が現れる場合は「セーフモード」を選ぶ。セーフモードとは、マウスやキーボードなど最低限のドライバーのみを読み込んだメンテナンス用の状態である。通常なら読み込まれるデバイスドライバーやアプリケーションは読み込まれない。

 セーフモードが起動したら、問題と思われるデバイスドライバーやアプリケーションを「プログラムの追加と削除」で削除する。システムの設定を変更した場合は元に戻す。問題点を取り除くことができれば、再起動後に元の状態に戻るはずだ。

「セーフモード」を選ぶと、デバイスドライバーや常駐ソフトを読み込まない状態で起動する。画面の解像度が落ちるため、少し操作しづらい
「プログラムの追加と削除」で、問題を引き起こした可能性のあるアプリケーションをアンインストールしよう

 それでも問題が解決しない場合は、セーフモードを起動した状態で「システムの復元」機能を試してみよう。この機能を使うと、強制的にシステムを以前に保存したときの状態に戻すことができる。