パソコンを使っていると、あるアプリケーションが突然動かなくなることがある。下のようなメッセージが表示され、アプリケーションは強制終了。残念ながら編集中のデータが失われてしまうこともある。

 このエラー画面にある「エラー報告を送信する」ボタンを押すと、エラーが起こったときのパソコンの状況をインターネットを通じてマイクロソフトに送信する。さまざまなユーザーからのエラー情報を集めることによって、製品を改善しようというわけだ。報告後に、明らかになっている解決策が表示されることもある。

「エラー報告を送信する」ボタンを押すと、インターネットを通じてエラーの状況を通知する
エラーの報告後に、「今後この問題を防ぐ方法に関する情報を参照するには」というメッセージが現れることがある。ここで「詳細情報」をクリックすると、解決方法が表示される

 エラー報告で送るデータはWindowsのバージョン、システムやメモリーの状態、使用していたデバイスドライバーの種類など。マイクロソフトは、送信されるデータは匿名の機密情報として扱い、ユーザーの固有情報が含まれていたとしても使用しないとしている。

 それでもユーザーの情報が送られてしまうことが気になるのであれば「送信しない」を選べばよいだろう。エラー報告機能を無効にすることも可能。「マイコンピュータ」を右クリックして「プロパティ」を選び「詳細設定」タブで「エラー報告」ボタンを押す。ここで「無効にする」を選ぶ。