Internet Explorerのオートコンプリートは、以前入力したアドレス、検索サイトなどの入力欄(フォーム)に入れるキーワードやパスワードをパソコンに保存し、次回に候補として表示する機能。例えば、「日経」と入力すると「日経パソコン」「日経BP」など以前に入力したことがある語句が候補として表示される。マウスのカーソルやキーボードの矢印キーで選択することで、入力の手間を省ける。

 検索サイトなどの入力欄に記入しようとすると、ウインドウが現れて、オートコンプリートをオンにするか尋ねられる。一度オートコンプリートをオンにすると、設定は保存され、次回から利用するか聞かれることはない。

オートコンプリートをオンにしておくと、検索サイトなどの入力欄で、一度入力した文字列が選択できるようになる

 パスワードを入力するページでも同様の画面が出る。この画面で「はい」ボタンをクリックするとパスワードがパソコンに保存される。次回以降はオートコンプリートの機能によって自動的にパスワードが入力されるため手間が省ける。

 ただし、オフィスなどに置かれた複数の人が使う共用パソコンでは、セキュリティのために「いいえ」ボタンをクリックしておこう。「これ以上パスワードを記憶させない」にチェックを入れると、パスワードを保存する機能はオフになる。

パスワードを入力する際にも、記録するかどうか聞かれる
「インターネットオプション」の「コンテンツ」タブから起動する設定画面では、Webアドレス、フォームなど各項目のオン/オフを切り替えられる