今回は、ひとつサービスの紹介をさせていただきます。
その名も「超能力ラボ」。
http://esp.kayac.com/
これ見てると思うんです。
「僕が、カヤックという会社をつくったのも、きっとこういうことがしたかったからなんだよなぁ」
感慨深い気持ちになりました。
以下担当者からの寄稿です。
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今回は昨今 IT 企業で流行のラボを通してカヤックならではの新しい試みを紹介させていただこうかと思います。
今年の始めに、カヤックは新しい試みとして BM11 (ブッコミ11) という名のラボを新設しました。しかし、ただそれだけでは Google をはじめとする“ラボブーム”に乗っただけで、そこまでは新しいとは言えないんじゃないだろうか…。そんな思いからか、ラボ設立の際には「そもそもカヤック自体がラボみたいなものだから、そのようなものは必要ない」「いや、ラボと名乗ることでできることや、ラボと銘打っているからこそ世に見せられる事だってあるはずだ」と喧々囂々、 侃々諤々の論議がありましたが、最終的には「とにかく試してみる!」の精神で設立へと踏み切りました。
そのように設立されたラボではありますが、目指すべくは他社が追随しえない本当に振っ切れた新しいラボの形…。そんな考えにより、このたびカヤックのラボである BM11 の中から、さらに「超能力ラボ」を立ち上げてみました。
この試みはラボによるラボの設立ということで、いわば実験の中の実験。カオスオブカオス。まさに不確定要素へのチャレンジと、ただ「面白そうだから…」の心持ちのみで始めさせていただいたものです。もともと、ダウンジング操作網、ピラミッド弁当箱、思い込み倶楽部など、良く言えば知的好奇心旺盛、悪く言えば怪しげな、(とはいったものの我々にとってはどちらも褒め言葉なのですが)、言ってしまえばオカルト系、のものに強いカヤックらしい、それこそカヤックならではのカヤックらしいラボができたと、我々も自負しております。
最初に行われた超能力実験の内容はずばり「スプーン曲げ」です。web カメラの前にスプーンを置き、それをインターネット越しに超能力を持っている方に曲げていただこうというものです。ラボらしく赤外線センサーで監視するなど、動画配信技術で実験的な試みもいくつか行っております。さっそくラジオで紹介していただいたり (その時は最大で 500 人近くの同時接続がありました。全世界で同時に500人もの人が1つのスプーンに念を送ったのです。社内でもスプーンが曲がってしまうんじゃないか、サーバが落ちるんじゃないか。と大騒ぎでした) と盛り上がる、順調なスタートをきることができました。
今回の実験中に「超能力は実在する!」という確かな感触と確信を得ることはできたのですが、残念ながら曲がるところまではあとほんの少しのところでいたりませんでした。しかし、実験を通し皆様から「おもしろい!」とのコメントをいただくと本当にうれしく思います。そして我々もまた「ひょっとしたら子供のときから信じ続けたスプーン曲げが、この目の前で実現するかもしれない!!」と毎日どきどきしながら経過を見させていただくことができました。
でも、スプーンは曲がりませんでした。
我々の思い込みが足りないからでしょうか。
残念です。
でもまだ諦めていません。
スプーン曲げに続いて、7月22日から始まった超能力実験「透視」は、カメラの前で見えないように絵を描いてそれを封筒に入れ、その内容を超能力を持っている方に当てていただこうというものなのですが、毎日出題と回答が出されるために多くの人が参加してくださり、早くも盛り上がりを見せています。
ちょっとでも「自分には超能力があるんじゃないか?」と思っている方、一人でカメハメ波を撃つ練習をこっそりとずっと続けている方、とにかくに気になった方はどなたでも、ぜひ参加してみてください。
また、今後の超能力ラボの (我々もどこに行くかわからない) 動向を是非お楽しみください!!
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あぁ、スプーンが実際に曲がっていたらこの原稿もまったく違うものになってたんだろうなぁ。
奇跡よ起きろ!