カヤックにとって7月7日は特別なお祭りの日です。この日には毎年777Projetというイベントを開催します。777projectについては、昨年のちょうど同じ時期に、この連載でも書きました。

「11:玉・石・石・石混合の777Projectとは?」

 そして今年も777Projectの日がやってきました。せっかくですので、今年の777Projectを、今回と次回の2回にわけて解説したいと思います。

数年ぶりのカヤック&CUPPY(グループ会社)サイトのリニューアル

 今回、777projectのイベントのひとつとして、カヤックとグループ会社CUPPYの2社の自社サイトをリニューアルしました。今年一番の僕のミッションです。どのような考え方で、リニューアルをしたのか?これを解説したものを用意しましたので、その一部を転載します。

まずは、でっかい文字のサイトにしよう 

 サイトリニューアルに関して大切なこと、それは『賛否両論はあるだろうけど「いいんだ」という“思い込み”で進むこと』ですね。今回僕が両サイトを通して、果たしていいのだろうか・・・と迷いながらも、思い込むように意識したことは「でっかい文字のサイトにしよう」でした。

 ネットの創業期よりも、ここ数年、文字サイズが小さくても当たり前に許されるようになったような気がしています。みんなが、ブラウザで文字を読むのに慣れたということなのだとは思います。でも、この状況って、話題になった「WEB進化論」にも登場しますが、二極化が進んでいて、こっちの人(ネットの住人)には当たり前でも、もう一方のネットに興味がない、あっちの側(あまりネットに慣れ親しんでいない人たち)にとっては、どうなんでしょうか。文字が小さいだけで、拒絶する人もいるのだろうなと。

 カヤックは、バリバリのインターネット企業であることは間違いありません。社員の半分以上がWEBプログラマーですしね。でも、カヤックのつくるサービスは、多岐にわたっており、コアなネットユーザー向けじゃないサービスの方が多いぐらいです。だからカヤックの自社サイトそのものも、もっとあっち側の人間にも興味をもってもらうサイトにしていきたい。そう思うことにしました。

これくらいでっかい文字にしました

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