ワークシート上に横棒グラフを作成した(図1)。ところが、よく見ると元の表と系列の順序が逆になっている。ワークシートでは上から「東京」「横浜」「大阪」と並んでいるのに、グラフでは反対の「大阪」「横浜」「東京」という順番だ。これは困った。

 これは、Excelが横棒グラフを作成するときの仕様だ。よく考えてみればわかるが、元の表の先頭系列は、最も数値軸と近い場所に配置される。縦棒グラフと見比べればルールに気が付くだろう。表と同じ順序で並べたい場合は、グラフの設定を変更しなければならない。

図1 横棒グラフを作ったところ、元の表と比べて、系列の表示順序が逆さまになっている

 グラフの左に表示されている項目軸を右クリックして「軸の書式設定」を実行する(図2)。表示される「軸の書式設定」ダイアログボックスで「軸を反転する」チェックボックスをオンにしよう。これで「大阪」「横浜」「東京」と表示されていた項目軸が反転して、上から「東京」「横浜」「大阪」の順序で表示されるようになる。しかし、これだけでは「2,000」「4,000」「6,000」などと表示されていた数値軸が、グラフの最上部に表示されてしまう。項目軸全体を判定したからだ。そこで同じ「軸の書式設定」ダイアログボックスの「横軸との交点」で「最大項目」を選択する。

図2 項目軸上でマウスの右ボタンをクリック
図3 左端の項目軸を反転させる。さらに、項目軸と数値軸が交わる位置を指定する「横軸との交点」で「最大項目」を選択する

 これで、すべての系列が元の表と同じ順序でプロットされたはずだ(図4)。

図4 系列の順序が元の表と同じになった