Excel 2007ではセルに関数を入力するとき、リストから選択できるようになった。ここでは、セルB2にSUBTOTAL関数を入力する例で解説しよう。

 セルに「=」記号を入力すると関数のリストが表示される。その後、関数名をを入力していくと、入力済みの文字で始まる関数が絞り込まれる。これなら関数名を正確に覚えていなくても安心だ(図1)。

図1 「=」に続けて入力した文字で関数のリストが絞り込まれる。図は「su」まで入力したところ

 入力したい関数が見つかったら、上下の矢印キーを押して関数を選択する。このとき、リストの右に関数の機能が表示される。選択した関数をセルに入力するには[Tab]キーを押す。[Enter]キーや[(]を押しても関数名は入力されないので注意しよう(図2)。

図2 入力したい関数は上下の矢印キーで選択する。関数の機能を参考にして選択しよう。選択するときは[Tab]キーを押す

 関数には引数に定数を指定するものがある。SUBTOTAL関数は、計算の種類を最初の引数で指定する。そのような定数を入力する場所では、指定できる定数の一覧と意味が表示される(図3)。これは便利だ。

図3 定数もリストから選択して指定できる。定数の意味も表示されるので、これならヘルプで調べる必要もない

 セルを参照するときは、参照したいセル範囲を選択すればいい。選択した範囲のアドレスが自動的に入力される(図4)。最後に[Enter]キーを押して確定すれば完了だ(図5)。

図4 引数にセルを指定する場合は、参照したいセルを選択すればいい。セルのアドレスが自動的に入力される
図5 最後の閉じ括弧を入力したら[Enter]キーを押して入力を完了する