皆さんは「DATEDIF関数の受難」をご存知だろうか。
エクセルは多くの関数を備えている[注1]。DATEDIFもそのひとつだ。引数[注2]に2つの日付を指定すると、その期間が「何年」「何カ月」あるいは「何日」あるかを調べてくれる。日付を操作するときに何とも便利な関数である。
|
ところが、関数入力用に用意された「関数の貼り付け」ダイアログボックスからは、なぜかDATEDIFを選択できない。それどころか、エクセル2002ではヘルプにも使い方が記述されていない。これは一体どうしたことだろう。何か隠さなければならないワケでもあるのだろうか。その“真相”を探るには、エクセルの歴史をひもとく必要がある。