セルをコピーしたり移動するには、実に多くの方法がある。コピー元を選択してリボンの「コピー」ボタンや「切り取り」ボタンをクリックしたり、[Ctrl]+[C]や[Ctrl]+[V]などのショートカットキーを使うのもいい。

 だが、最も直感的でよく使われる方法は、マウスでセルをドラッグすることだろう。ドラッグ操作でセルを移動するには、移動したいセルを選択して、マウスカーソルが十字マークから矢印に変わったところでドラッグすればいい。このとき、普通にドラッグすれば移動、[Ctrl]キーを押しながらドラッグすればコピー、あるいは右ボタンでドラッグすれば、ショートカットメニューから処理を選択することも可能だ。では、ドラッグ操作で別のワークシートにコピーするにはどうしたらいいだろう。

 やってみればわかるが、セルをドラッグした状態でマウスポインターをシート見出しに近づけると、ワークシートがどんどんスクロールしてしまう。いつまでたってもシート見出しを操作することができない。こんなときは、[Alt]キーを押しながらドラッグする。するとワークシートはスクロールせず、マウスポインターを合わせたワークシートが開くのだ。開いた先のワークシートでセルをドロップすれば完了。実に簡単だ。

図1 [Alt]キーを押しながら、マウスカーソルが矢印に変わったところでドラッグすると、他のシートにドロップできる