セルを右クリックすると、メニューのほかに「フォント」グループにあるようなボタンが並ぶツールバーが表示されることがある。これは「ミニツールバー」と呼ばれるものだ。右クリックした際のほか、文字列をドラッグしたときにも現れる。

 この「ミニツールバー」は、フォントやフォントの色など、よく使う設定項目が表示される。わざわざリボンまでマウスを動かさなくても、簡単に設定できるというものだ。ミニツールバーで実行できる項目は、状況によって変わる。ワードで文字列を選択時はインデントなども並ぶが、Excelでは表示されない。また、右クリックした際にははっきりと表示されるが、ドラッグの場合は薄らと現れ、マウスポインタを上に持っていくとはっきり表示される。

図1 文字を入力したセルを右クリックしたところ。メニューのほかにフォントやフォントの色などのボタンが並ぶ「ミニツールバー」が表示される