ヘッダーやフッターを設定すると、ワークシートを印刷したとき用紙の上部や下部に同じ語句を印刷できる。Excel 2007では、この機能が強化され、先頭ページだけにヘッダーやフッターを指定できるようになった。

 「挿入」タブの「テキスト」グループにある「ヘッダーとフッター」ボタンをクリックすると、ワークシートの表示が「ページレイアウト」表示に切り替わる。「ページレイアウト」は、ヘッダーやフッターをワークシート上で設定できる表示モードだ。実行するとヘッダーのボックスが選択された状態になるので、「ヘッダー/フッター要素」グループのボタンをクリックして、好みの設定をしよう。

図1 「挿入」タブの「ヘッダーとフッター」ボタンをクリックすると、ワークシート上でヘッダー/フッターを入力できるようになる

 このとき「オプション」グループの「先頭ページのみ別指定」チェックボックスをオンにすると、先頭ページと2ページ目以降で異なるヘッダーやフッターを指定できるようになる。先頭ページでは画面の左上に「先頭ページのヘッダー」と表示されるのでわかりやすい。

図2 Excel 2007では、先頭ページだけ別のヘッダー/フッターを指定できるようになった

 同じ「オプション」グループにある「奇数/偶数ページ別指定」をオンにすると、奇数ページと偶数ページで異なるヘッダー/フッターを指定することも可能だ。「先頭ページのみ別指定」と「奇数・偶数ページ別指定」を両方オンにした場合、1ページ目には「先頭ページ」の設定が優先される。