ワークシートにたくさんのデータが入力されている。ところがこの中に、同じデータが複数登録されている。いや、されているかもしれない。膨大なデータの中から重複データを探し出し、それらを簡単に削除する方法をご紹介しよう。
ここでは説明を分かりやすくするため、簡単な住所録で解説する。下図のリストでは「田中」が2つ、「鈴木」が2つ重複している。ただし「田中」は"名前"と"性別"が同じだが"住所"が異なっている。「鈴木」は2つとも全く同じデータだ。
図1 重複したデータを一気に削除したい |
アクティブセルをリスト内に移動して、リボンの「データ」タブを開く。「データツール」グループの「重複の削除」ボタンをクリックすると「重複の削除」ダイアログボックスが表示される。
図2 「データ」タブの「重複の削除」ボタンをクリックする。これはExcel 2007で新しく追加された機能だ |
「重複の削除」ダイアログボックスでは、どの項目を重複とみなすかを指定できる。ここでは"名前"と"性別"が一致しているデータを重複とみなして削除してみよう。
図3 重複データを一気に削除できる「重複の削除」ダイアログボックス。どの項目を重複とみなすかを指定できる |
「OK」ボタンをクリックすると、指定した項目が一致する重複データが一気に削除される。
図4 指定した項目が一致している重複データが自動的に削除される |
もし項目の指定を誤って予期せぬデータが削除されてしまったら、画面の左上にある「クイックアクセスツールバー」の「元に戻す」ボタンをクリックしよう。