Vistaのセキュリティ機構の基本となるのが、OSのカーネルそのものの安全性です。Vistaは、セキュリティを重視した同社のソフトウエア開発手順が適用された初めてのクライアント向けOSで、米マイクロソフトによると、過去の攻撃などから学んだ脆弱性のパターンを1400以上検証し、安全性を高めたといいます。

 追加されたセキュリティ機能で代表的なのが、ハードディスクの暗号化機能「Windows BitLocker」です。Windows XPにもディスクの暗号化機能はありましたが、今回はより強固になりました。USBメモリーなどのハードウエアと連携して、ハードディスクが物理的に盗難された場合でも情報漏えいを防ぐことができるようになったのです。スパイウエアを検知する「Windows Defender」と呼ぶツールも新規に搭載しました。

 詳しくは「MSがVistaのセキュリティ機能をアピール」をご覧ください。