はじめまして、ライターの牧村あきこと申します。この連載では、「いつかはVBA(ブィビーエー)」と思いながらなかなか手が出せずにいる、そんなかたに向けて、分かりやすく解説をしていきたいと思います。Webでのコラムということで、いつまで続くことになるのかよく分からないのですが(笑)、どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、皆さまご存じの表計算ソフト「Excel」。マイクロソフトOfficeファミリーの一員であり、まさしくオフィスで使われる定番中の定番ともいえるソフトです。セルというマス目で構成された巨大なシートをベースに、数値や時間の計算が手軽に行える、そんな表計算ソフトです。

 機能も充実しており、私のまわりには、業務に必要なたいていの作業をExcelで処理してしまうという、"Excelマニア"も多くいます。

 Excelがそれほどまでにオフィスで重宝がられている理由は、操作性の容易さなどいろいろとあるのですが、自分の目的にかなう操作を登録し、Excelに自動的に処理を行わせることのできる「マクロ」機能が搭載されていること。それが魅力のひとつになっていることは、間違いありません。

 「話には聞いたことがあるが、どうもマクロ機能がぴんとこない」そんな方もいるでしょう。

 では、たとえば次のようなルーチンワークを想像してみてください。