日経PC21の新春恒例企画としてすっかりお馴染みの「表計算大会」がいよいよ10周年を迎えます。2007年2月号(2006年12月22日発売)から始まる10周年の大会を前に、これを記念したExcel活用セミナーを開催します。

拡大表示

 開催日時は、2006年10月21日(土)の15時から。弊社主催のパソコン展示会「WPC TOKYO 2006」に合わせて、東京・台場の東京ビッグサイト会議棟の1階102会議室で開催します。事前登録は不要ですが、会場の都合で先着約100名様で締め切る予定です。30分前より受け付けますので、参加ご希望の方は早めにご来場ください。

 表計算大会は、編集部による「出題」に対して、読者の皆様からExcelのワークシートによる作品で挑戦していただく読者参加型の企画です。1998年の第1回からすでに約2300作品のご応募があり、最近の大会では毎年4000を超える作品をお寄せいただくまでに成長しました。

 セミナーの講師と司会は、もちろんこの方。第1回の大会からすべての作品を審査していただいたExcelを愛するテクニカルライターの田中亨氏です。

 これまでのご愛顧にお応えして、セミナーは2部構成の豪華版となっています。

 第1部は「Excelの関数と基本機能の連携で便利さ倍増」がテーマ。「条件付き書式」や「入力規則」のようなExcelの基本機能を関数とセットで用い、より使いやすいワークシートを実現するコツをやさしく紹介します。

 例えば、Excelでアンケート結果を集計する場合、数式を立てる前に、まず入力間違いやデータの重複などを防ぐことが大切です。こんなとき、Excelの「入力規則」と関数を組み合わせると、入力時点でデータの重複や誤りを未然に防止できます。また、計算結果がエラーとなってシートが見にくくなるのを防ぐには、数式といっしょに「条件付き書式」を設定することがポイントです。

 関数と基本機能をいっしょに使うコツは、関数の使い方を身に付けたい初心者はもちろん、一歩進んだシートを目指す中級者の方にも役立つこと請け合いです。

表計算大会への応募を通じExcel上達のコツをつかむ

 そして第2部はスペシャル企画。「大会入賞者が語る『達人への近道』」と題しました。

 第7回、第8回とPC21賞を受賞され、大会史上初の2連覇を達成した矢部信也氏をお招きし、どのようにExcelの腕を磨いたのかをお話しいただきます。今でこそすっかり達人の域という矢部氏ですが、応募を始められた2000年当時は関数の使い方に悩むユーザーの1人でした。矢部さんのお話には、Excelの上達に悩んでいる皆様のすべてに役立つヒントが含まれているはずです。このほか、スマートな関数式に誰もが驚いた作品、シートの内容がアニメーションのように動く作品など、表計算大会の歴史を彩った名作も登場します。

 なお、これまでの大会についての情報をPC21ホームページでご覧いただけます。2004年以降の出題も掲載しています。

【数々の名作を生み出した「表計算大会」】
拡大表示
拡大表示
拡大表示