日経BP社は10月18日から21日までの4日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)でデジタル機器の総合展「WPC TOKYO 2006」を開催。最新のパソコン関連製品やデジタルAV機器を展示する。

 今年のWPC TOKYOのテーマは「PC+デジタルが実現する、新しいライフスタイル」。これを実現する各種パソコン関連製品やデジタルAV機器が一堂に会する。

 WPC TOKYOの魅力は、なんといっても秋冬モデルのパソコンや最新のプリンター、デジタルカメラなどをじっくり触って体験できること。インテルの新CPU「Core 2 Duo」を搭載した最新パソコンも各ブースに展示される予定だ。マイクロソフトの新OS「Windows Vista」や「Office2007」に関連するイベントもめじろ押し。毎年恒例の「ショッピングモール」も掘り出し物を見つけるチャンスだ。WPC TOKYOで最新の技術動向やトレンドを体感しよう。

 WPC TOKYOが開催される東4~6ホールと通路を挟んだ反対側の東1~3ホールでは3つのイベントを同時開催する。「Biz Innovation2006」「eドキュメントJAPAN 2006」「Security Solution 2006」だ。今年から新たに開催するBiz Innovation2006ではビジネスの現場に変化をもたらすIT活用の最新事情を経営・マネジメントの視点から紹介。eドキュメントJAPAN 2006は、昨今話題の「日本版SOX法」などで拡大する文書の電子化に焦点を当てたイベントだ。いずれもWPC TOKYOと合わせて自由に行き来できる。

パソコン・OSのブース
秋冬モデルもVistaパソコンも全部まとめて一気に体験

 NECや東芝、レノボ・ジャパンなどのパソコンメーカーが出展。最新の秋冬モデルのパソコンをじっくり触れるチャンスだ。地上デジタルやHD DVD搭載パソコンなど、話題のパソコンについて各メーカーの説明員にじっくり話を聞くのもよいだろう。レノボ・ジャパンのブースでは、ThinkPad シリーズだけではなく、店頭であまり見ることのできないLenovo 3000シリーズも展示する予定。製品を実際に触れるのが魅力だ。

 マイクロソフトのブースでは200台のWindows VistaやOffice 2007搭載パソコンを用意する予定。もちろん実際に操作もできる。一般ユーザーが入手できる製品候補版や開発途上版はすでに公開されているものの、実際に自身のパソコンにインストールするとなるとためらってしまうユーザーも多いだろう。誌上体験だけにとどまっていたユーザーにとって、実際に動くWindows VistaやOffice 2007の操作感を試すにはまたとないチャンスだ。マイクロソフトブース内では、両製品の概要と特徴を画面デモを交えながら説明するステージも行われる。

周辺機器・その他のブース
発売直後のプリンター新製品がズラリ

 WPC TOKYO に展示されるのは、パソコンだけではない。デジタルカメラやプリンターなどの周辺機器の新製品もお目見えする。特に、プリンターは10月上旬に発売予定の新製品がズラリと並ぶ。エプソン販売は約40台のプリンターを用意。地上デジタル放送の対応コンテンツをプリントアウトできる「テレビプリント」の実演も行う。キヤノンも、新たにスクロールホイールを搭載して操作感を高めた新製品を展示する予定だ。

 中堅メーカーの出展では、各種のデバイスやPCケース、CPUクーラーなどの最新製品をいち早く発見できそう。独創的な周辺機器としては、海連がUSBノートパッドのほか、台湾のCOMPUTEXで展示したUWB接続のUSBモニターアダプターの展示を計画している(未定)。モバイル好きならバリューウェーブの電圧可変式汎用モバイルバッテリーも要チェック。接続すればノートパソコンやW-ZERO3などの携帯機器の稼働時間を延ばせる便利モノだ。ソフトではPC診断ツールの老舗のウルトラエックスが、デバイスの動作診断ツールのデモを行う。

 通信機器ではウィルコムブースに注目。昨年は「W-ZERO3」を一度じっくり触りたいとその行列が絶えなかったほど。今年はW-ZERO3 の弟分とも呼べる「W-ZERO3[es]」に注目が集まりそうだ。

 端末を触れる展示スペースだけでなく、具体的な活用方法の解説も行われる。「Mobile×Style! パビリオン」と称し、ビジネスユースでもパーソナルユースでも利用できるウィルコム端末の魅力を紹介。未来のモバイル生活を存分に体感できるはずだ。

 出展するのは国内ベンダーだけではない。WPC TOKYOでは「海外パビリオン」を設け、韓国や台湾からの出展社の展示も行う。韓国や台湾は今やIT の先進国。日本にはまだないような製品を発見できるかもしれない。

事前登録すると入場無料に!

 WPC TOKYO 2006では事前登録をお勧めしています。事前登録すると入場料2000円は無料。当日は専用受付からスムーズに入場できます。こちらから登録できます。