Excelのワークシートに印刷するページ番号を、自由に調整してみよう。別の文書にワークシートをはさみこんで配布する場合などに便利だ。ここではページ番号をフッターに印刷する例で説明するが、ヘッダーでも同様に操作できる。

 では、「表示」→「ヘッダー/フッター」と選ぶか、「ファイル」→「ページ設定」と選んでタブをクリックし、「ページ設定」ダイアログボックスの「ヘッダー/フッター」を呼び出そう。図1で「フッターの編集」ボタン(1)をクリックすると、「フッター」専用ダイアログに移るので(図2)、「中央部」で(2)ページ番号の挿入ボタンをクリックする(3)。すると図1に戻り、フッターの印刷イメージが表示される(4)。ここまでの操作は、ページ番号を印刷したいシートごとに必要なので、あらかじめ複数のシートを選択しておき、まとめて設定するとラクだ。複数シートを選択するには、1 つめのシートタブを普通にクリックし、2つめのシートタブを、[Shift]か[Ctrl]キーを押しながらクリックする。[Shift]では1つめから2つめまでのシートを連続して選択でき、[Ctrl]では1つめ、2つめ、3つめと個々に選択できる。複数選択したシートタブを右クリックして「作業グループ解除」を選ぶと、単独シートの選択に戻る。

 さて、ページ番号を挿入しただけだと、実際に印刷する際、ページ番号は自動的に(勝手に)決められてしまう。好きなページ番号を付けるには、印刷時に先頭のシートのみ選択し、改めて「ページ設定」ダイアログを開く。今度は「ページ」タブに切り替え(図3)、デフォルトでは「自動」になっている「先頭ページ番号」に数字を入力する。こうしておいて、目的のシートを選択し(図4は複数シート)、印刷すれば、先頭ページには図3で設定したページ番号が印刷され、ほかのページには連番が自動的に計算・印刷される。

【ページ番号を「1」ではない数字から始めたい】
拡大表示