「図形の位置を少しだけ動かしたいのに、なぜか大きく動いてしまう」。
 そんなときは、「Alt」キーを押しながら図形をドラッグ(図1)。すると、微調整ができる。

 ちなみに、PowerPointでは、図形の位置がきれいに揃うように「グリッド線」という格子状の線を目安にしている。しかし、これが、図形の位置を微調整できない理由でもあるのだ。

 グリッド線の存在を気にせずに操作したい場合には、グリッド線の間隔を狭くしたり(図2)、グリッド線に図形を合わせる設定を解除したりする方法もあるのでお試しを(図3)。

図1 マウスでドラッグしようとすると、微妙な位置に調整できない。こんなときは、「Alt」キーを押しながら図形をドラッグすると、グリッド線を無視して図形を動かすことができる。


図2 また、グリッド線の間隔を狭くするには、「表示」メニュー→「グリッドとガイド」を選択。表示される画面の「グリッドの設定」の「間隔」で指定する。なお、グリッド線を画面に表示するには、「グリッドを表示」のチェックを付ける。


図3 グリッド線を無視して図形の位置を変更できるようにするには、「描画オブジェクトをグリッド線に合わせる」のチェックを外しておく。


 ちなみに、「描画オブジェクトをグリッド線に合わせる」のチェックをオフにした状態で、「Alt」キーを押しながら図形をドラッグすると、図1とは逆に、グリッド線に合わせて図形が動く。