DirectXとは、動画や音声、3次元画像などを提供するためにマイクロソフトが開発した技術の総称だ。バージョンを重ねながら機能強化を図っている。最新バージョンは9.1b。Windows XPは8.1を搭載する。

 DirectXの対応ソフトは、登場初期はゲームに限られていたが、最近ではDVD用の再生ソフトやライティングソフトなど種類が増えている。対応ソフトの多くは、パッケージに「DirectX 8.1以上」などと動作条件を記している。これ以上のバージョンでないと正しく動作しないという意味だ。ソフトが要求するバージョンに満たない場合、アップデートが必要になる。

 パソコンが搭載するDirectXのバージョンは「DirectX 診断ツール」というソフトで調べられる。スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を選び、「dxdiag」と入力する。「システム」タブでバージョンを確認できる。9.1aより古いものはセキュリティに問題がある。最新版にすることをお勧めする。

図1 スタートメニューで「ファイル名を指定して実行」を選び、「dxdiag」と入力して「OK」ボタンを押すとDirectXのバージョンが確認できる