ソフトの箱やマニュアルには、「管理者権限でインストールしてください」と表記されていることがある。

 Windows XPは複数ユーザーの使用を想定して、ユーザーごとに操作の権限(アカウント)を割り当てる機能を持つ。1台のパソコンを複数のユーザーで共有した場合、パソコンがあまり詳しくない人が勝手に設定やソフトのインストールなどを行うと不具合の原因にもなるからだ。

 そこでXPでは、何でも自由に操作できる「コンピュータの管理者」(Administrator)のほかに、勝手にソフトをインストールしたり、設定を変更できない「制限ユーザー」(User)や「Guest」を設定できる。ソフトをインストールするには、管理者権限が必要になる。アカウントは、「コントロールパネル」の「ユーザーアカウント」で設定できる。

図1 アカウントごとの権限の違いと想定されるユーザー層


図2 ユーザーを追加するにはまず「コントロールパネル」の「ユーザーアカウント」を開き「新しいアカウントを作成する」を選ぶ


図3 名前を入力し、アカウントの種類を選ぶ画面になる。制限ユーザーとして設定するなら、ここで「制限」を選べばいい