Wordはとても親切なワープロ。「拝啓」と入力して改行すると「敬具」が入力されたり、行頭の数字や●などの記号が、連番や箇条書き記号に変わったりする。でも、時々お節介が過ぎると感じることも確か。頼んでもいないのに記号や続きの番号が入力されるのはたまらん、という場合は、次のように設定を変更しよう。

 「ツール」→「オートコレクトのオプション」(Word2000以前は「ツール」→「オートコレクト」)を実行する。ダイアログボックスが表示されたら「入力オートフォーマット」パネルを開き、設定をやめたいチェックボックスをオフにする。これでOKだ。

設定をやめたいチェックボックスをオフにする。代表的なチェックボックスの機能は下にまとめたので参考にしてほしい

・「箇条書き(行頭文字)」:箇条書き記号を自動入力する
・「箇条書き(段落番号)」:連番を自動入力する
・「Tab/Space/BackSpaceキーでインデントとタブの設定を変更する」:行頭でTabキーやSpaceキーを押したとき、状況に応じて左インデントを設定する
・「頭語に対応する結語を挿入する」:「拝啓」や「前略」を入力した場合、対応する「敬具」や「草々」を自動入力する
・「あいさつ文を入力したらウィザードを起動する」:「拝啓」などを入力したときに、挨拶文を入力するウィザードを起動する(Windowsのみ)

 なお、Windows版では「頭語に対応する結語を挿入する」をオフにしたら、必ず「あいさつ文を入力したらウィザードを起動する」もオフにしよう。オフにしないと自動入力が実行されてしまう。
 またWord2000以前のバージョンでは、「Tab/Space/BackSpaceキーでインデントとタブの設定を変更する」のオプションが「オプション」ダイアログボックスの「編集と日本語入力」パネルに用意されている。変更するときは「ツール」→「オプション」を実行してパネルを表示しよう。