「Acrobat Reader 7.0」では、印刷時に複数のページを1枚にまとめて印刷する設定がある。1ページ中で使用されている文字が大きかったり、図解中心で作成されていたりするPDF文書なら1ページに4ページ分をまとめても十分読める。ページの合成機能をうまく使いこなして紙を無駄にしないようにしよう。

 印刷したいPDFファイルを開いた状態で「ファイル」→「印刷」を選ぶ。左下の「ページ処理」欄にある「ページの拡大/縮小」というプルダウンメニューを開き、「1枚に複数ページを印刷」を選ぶ。

 すると1ページあたりのページ数や、1枚の中に複数のページをどういう順序で載せるかを設定できるように画面のメニューが切り替わる。右側のプレビューを確認しながら設定しよう。

 なお、初期状態では1枚の中に印刷されるページの境目は表示されない。左下の「ページ境界を印刷」にチェックをつければよい。この方が見やすいだろう。

図1 複数ページを1枚の用紙に印刷するなら「ページ境界を印刷」にチェックをつけた方が見やすい