文章を縦書きにすると、半角で入力した文字は横に寝た状態で表示される。全角文字で入力し直せば縦書きになるが、当然ながら数字は縦に並んでしまう。数字を横に並べたいときは、「縦中横」という機能を利用して、文字を横組みにしよう。例えば「21世紀」の「21」を横組みにしたい場合は、次のように操作する。

 まず「21」を選択し、「書式」→「組み文字」を実行する。ダイアログボックスで「縦中横」ラジオボタンをオンにして「OK」ボタンをクリックする。これで「21」が横に並ぶ。Word2000では「書式」→「拡張書式」→「縦中横」を実行し、そのまま「OK」ボタンをクリックすればよい。

 なおWord98では、横組みにする文字列が長いと、そこだけ行間隔が広がってしまうことがある。その場合は「組文字と縦中横」ダイアログボックスで「フォントの変更」ボタンをクリックし、文字サイズを小さく設定しよう。文字が小さくなりすぎて見にくい場合は、全角で入力して縦に並べたほうがいいだろう。Word2000では、「行の幅に合わせる」チェックボックスをオンにしておけば、行間隔が広がる心配はない。

図1 横組みにしたい文字列「21」を選択して、「書式」→「組み文字」を実行する(Word2000では「書式」→「拡張書式」→「縦中横」を実行)

図2 「縦中横」ラジオボタンをオンにして「OK」ボタンをクリックする。文字を小さくしたいときは「フォントの変更」ボタンをクリックする

図3 「21」が横組みになった


図4 「587」の3文字を横組みにしたら、行間隔が広がってしまった。フォントを8ポイントから6ポイントに変更して、数字を行の幅に収めた

図5 Word2000のダイアログボックス。「行の幅に合わせる」チェックボックスがオンになっていると、文字サイズが行の幅に合わせて自動調節される