細かいことが気になるときがある。それほど重要なことでなくとも、「なぜだろう?」と疑問が生じると頭から離れなくなる。ひどいときは夜も眠れなくなる。たとえばExcelのタイトルバーだ。

 ここにはいつも現在作業中のブック名が表示されているのだが(図1)、使うパソコンによって拡張子が表示されるときと表示されないときがあるのだ。これはいったい何が違うのだろう。

 Excelの設定やオプションいくら探しても、タイトルバーの拡張子に関する項目はない。これはWindowsの設定が反映されているのだ。

 エクスプローラを起動して「表示」→「オプション(Windows98は「フォルダオプション」」を実行する。現れたダイアログボックスの「表示」タブを開き、「登録されているファイルの拡張子は表示しない」オプションを確認しよう(図2)。

 このオプションがオフになっていると、エクスプローラでファイルの一覧を表示したとき、ファイルの拡張子が表示されない。すると、Excelのタイトルバーでも拡張子が表示されなくなるのだ。逆にオプションをオフにしておくと、エクスプローラのファイル一覧とExcelのタイトルバーに拡張子が表示されるようになる。設定はここにあったのだ。これで安心して眠ることができる。

図1 タイトルバーのブック名に、拡張子が表示されないパソコンもある

図2 ファイルの表示に関する設定。このオプションがExcelのタイトルバーにも反映される。なおWindows 98では「オプション」ダイアログボックスのレイアウトが変更されている