Wordには、文字を効果的に見せる機能がたくさん備わっていて、雑誌などでよく見かけるレイアウトが手軽に設定できる。そのひとつ「ドロップキャップ」を紹介しよう。段落の先頭文字を大きくして目立たせる機能だ。

 ドロップキャップを設定する段落内にカーソルを移動し、「書式」→「ドロップキャップ」を実行する。ダイアログボックスが表示されたら「位置」から表示方法を選ぶ。この例では「本文内に表示」を選択した。文字をどのくらい大きくするかは、「ドロップする行数」に指定する。初期設定では3行になっているが、ここでは2行に変更した。「OK」ボタンをクリックすると、段落の先頭文字が大きく表示される。なお、文字はレイアウト枠に入力されて配置される。

図1 「書式」→「ドロップキャップ」を実行し、ダイアログボックスで「本文内に表示」を選択。「ドロップする行数」は2行に変更する

図2 先頭文字が枠に入り、大きく表示された。文字の大きさは「ドロップする行数」に指定した行数によって異なる。この例では2行分の大きさになった

図3 続けて他の段落に同じ設定をするときは、カーソルを段落内に移動してCtrlキーを押しながらYキーを押す。これは直前の操作を繰り返す操作。別の操作を実行した場合は、再度「書式」→「ドロップキャップ」を実行して設定する