文書に写真を貼り付けたものの、なんとなくパッとしない。そんなときは枠線を使って額縁を付けてみよう。色や線種を工夫すれば、ちょっとした装飾になる。ここでは、ハート型に切り抜いた写真に縁取りをしてみよう。

 写真を右クリックし、ショートカットメニューから「オートシェイプの書式設定」を選択する。写真を図として直接貼り付けている場合は「図の書式設定」を選択しよう。ダイアログボックスが表示されたら「色と線」パネルを選び、「線」で色や線種、太さなどを設定する。太めの点線を指定すると効果的だ。これで「OK」ボタンをクリックすればいい。

 なお、「図の書式設定」ダイアログボックスの「色と線」パネルで、線の色や太さが選べない場合は、図が行内に配置されている可能性がある。Word98では「配置」パネルの「位置を固定しない」チェックボックスをオンに、Word2000では「レイアウト」パネルの「折り返しの種類と配置」を「行内」以外に設定しよう。一度「OK」ボタンでその設定を有効にすれば、線の指定ができるようになる。

図1 写真を右クリックして「オートシェイプの書式設定」を選択する。写真を図として直接貼り付けている場合は「図の書式設定」を選択する

図2 「色と線」パネルで枠線のスタイルを設定する。ここでは「色」に「薄いオレンジ」、「実線/点線」に「点線(角)」、「太さ」に「10」ポイントを指定した

図3 設定した枠線が額縁のように表示された。画面は選択を解除している

図4 線の色を「白」にするのも面白い