文書内に横長のスケジュール表や流れ図を入れるときは、そのページだけ用紙を横置きに設定しよう。横置きのページを別ファイルにする手もあるけれど、1つの文書はなるべく1つのファイルで保管しておいたほうがいい。ページ番号を振り直す手間も省ける。例えば、3ページ目だけを横置きにするときは、次のように操作する。

 まず2ページ目の最後にカーソルを移動して「ファイル」→「ページ設定」を実行する。「用紙サイズ」パネルの「印刷の向き」で「横」を選び、「設定対象」に「これ以降」を指定して「OK」ボタンをクリックする。これで3ページ目が横置きで作成される。

 3ページ目を入力したら、文末にカーソルを移動して、再度「ファイル」→「ページ設定」を実行。「用紙サイズ」パネルの「印刷の向き」で「縦」を選び、「設定対象」に「これ以降」を指定する。続いて「その他」パネルの「セクションの開始位置」に「次のページから開始」を指定して、「OK」ボタンをクリックする。これで4ページ目は縦置きで作成される。

 Wordでは、このように特定のページだけスタイルを変更できる。用紙の向きだけでなく、用紙サイズや余白、1ページの行数なども設定可能だ。なお、用紙サイズを変更した場合は、印刷時に用紙を差し替えるのをお忘れなく。

図1 3ページ目だけを横置きにした文書

図2 2ページ目の最後にカーソルを移動し、「ファイル」→「ページ設定」を実行。「用紙サイズ」パネルの「印刷の向き」で「横」を選び、「設定対象」に「これ以降」を指定する。「OK」ボタンをクリックする。Mac版では「用紙設定」ボタンをクリックして用紙の向きを指定する

図3 3ページ目が横置きで作成された。文字や図版を入力したら、文末にカーソルを移動して「ファイル」→「ページ設定」を実行する

図4 「用紙サイズ」パネルの「印刷の向き」で「縦」を選び、「設定対象」に「これ以降」を指定する。Mac版では「用紙設定」ボタンをクリックして用紙の向きを指定する

図5 「その他」パネルの「セクションの開始位置」に「次のページから開始」を指定して、「OK」ボタンをクリックする

図6 4ページ目が縦置きで作成された