シート上のグラフは一見、「ひとつの図」のように見える。しかし、その実体は、タイトル、グラフ要素、軸の目盛り表示など、それぞれ独立した部品(オブジェクト)からできている。だから、一部分の表示方法を変更したい場面で、初めからグラフを作り直す必要はない。表示形式の変更などは、部品ごとに簡単にできる。

 例えば、軸ラベルの「(千円)」を縦表示にするなら、要素を選択後、右クリックメニューから「軸ラベルの書式設定」を選ぶ。あとはそれぞれのタブで必要な設定を行えばよい。

図1 軸ラベルの「(千円)」を縦表示にする。要素を選択後、右クリックメニューから「軸ラベルの書式設定」を選ぶ


図2 「配置」タブの「方向」欄で縦書きを選ぶ。「OK」で確定すれば、「(千円)」が縦書きになる(→図3)


図3 文字サイズなどは、書式設定画面を呼び出さずにツールバーのメニューで指定できる