ワークシート上に現在の日付や時刻を入力するケースは多い。請求書や見積書などの発行日付や、議事録や備忘録に追加するタイムスタンプなどだ。この機能はワークシート関数にも用意されている。TODAY関数をセルに入力しておくと、いつでも現在の日付を表示してくれるし、NOW関数なら日付と時刻を表示できる。ただし、これらの関数は常に現在の情報が表示されるようになるので、ワークシートを開くたびに更新されてしまう。前述したようなタイムスタンプとしては使えない。

 そんなときは、ショートカットキーで現在の日付と時刻を入力しよう。やり方は簡単。Ctrlキーを押しながら「;」(セミコロン)を押すと現在の日付が入り、Ctrlキーを押しながら「:」(コロン)を押すと時刻が入力されるのだ。これらは関数ではなく、直接シリアル値というデータが入力されるので、後日そのブックを開いたときに更新されてしまう心配もない。

 なお、Mac版では、Commandキーを押しながら「-」(マイナス)を押すと現在の日付が入力され、Commandキーと「;」(セミコロン)またはCommandキーと「:」(コロン)で現在の時刻が入力される。

図1 現在の日付や時刻を表示するワークシート関数は、ブックを開くと自動的に更新されてしまう