マウスが接続されていないノートパソコンでExcelを使うとき、タッチパネルなどのポインティングデバイスが使いにくいと感じたことはないだろうか。スクロールバー両端にあるボタンで画面を移動させようとして、ボタンをクリックしようと思った瞬間にマウスポインタが移動してしまったりと、ストレスを感じる場面も少なくない。イライラを解消したいのなら、いっそのことスクロールバーを大きくしてはいかがだろう。

 と言っても、Excelにスクロールバーの大きさを決めるオプションは用意されていない。スクロールバーを表示するのはWindowsの仕事だからだ。デスクトップを右クリックして「プロパティ」を選択すると「画面のプロパティ」ダイアログボックスが表示される。「デザイン」タブを開くと、スクロールバーなどのサイズを変更できる。「指定する部分」で「スクロールバー」を選択して「サイズ」を大きくする。「適用」ボタンをクリックすると設定値がただちに反映されるので希望の大きさに調整しよう。

図1 「画面のプロパティ」ダイアログボックスの「デザイン」タブでスクロールバーの大きさを変更する


図2 スクロールバーのサイズが大きくなった。同時にシート見出しのフォントサイズも拡大されるので見やすくなる