テストの結果が入力された表があるとしよう。ここから最高点や最低点を調べるには、MAX関数やMIN関数が役立つ。それぞれ、最も大きなデータと最も小さなデータを返す関数だ。また「田中さんの点数」のように指定した点数が何位に該当するかはRANK関数を使う。では、第3位の点数は何点かを調べるにはどうしたらいいだろう。

 そんなときは、LARGE関数の出番だ。LARGE関数は、指定した範囲の中から指定した順位のデータを返す関数。下図のように=LARGE(B2:B5,3)と入力すれば、第3位の点数である「78」が表示される。LARGE関数はその名の通り大きい方から順位をカウントする。下から何番目を調べたい場合はSMALL関数を使う。LARGE関数とSMALL関数はセットで覚えておこう。

図1 指定した順位のデータを返すLARGE関数