ここに、野球のボールが72個まで入る段ボールがあるとする。1万5000個のボールを運ぶには、この段ボールは何箱必要か? こうした問題を解くためには、入力した値(ボールの数)を指定した間隔(ここでは72個)で丸める必要がある。そんなときに便利な関数がCEILING関数とFLOOR関数だ。どちらの関数も数値を指定した間隔に丸める働きをする。

 下図でB7セルに15000という数字が入力されていた場合、C7セルに=CEILING(B7,72)と指定すると、15048を返す。これを72で割ると、求めていた箱の数が表示できる。

 また、=FLOOR(B7,72)と入力すると14796を返す。CEILING関数は、指定した間隔のうち大きい方へ丸める働きをし、FLOOR関数は逆に小さい方へ丸めてくれる。

図1 指定した間隔で数字を丸めるCEILING関数