金種表をご存じだろうか。例えば、1234円を最も少ない金種で用意したい場合、千円札→1枚、百円→2枚、十円→3枚、一円→4枚となる。このように、どの金種を何枚用意すれば目的の金額になるかを表したのが金種表だ。Excelで金種表を作ってみよう。

 ここで使うのはMOD関数とINT関数。MOD関数は、ある数字を割った余りを返す関数だ。INT関数は、数値の小数部分を切り捨てる働きをする。これら2つの関数を使って次のような計算式で金種を調べることができる

 =INT(MOD(目的の金額,ひとつ上の金種)/調べたい金種

 ただし、今のところ十万円札は存在しないので、一万円を調べる計算式の「ひとつ上の金種」には、十分に大きな数字を指定しなければならない。関数の意味が分からなくても、公式のつもりで活用すればいいだろう。

図1 B4のセルでは千円札の枚数を表示させたいので、=INT(MOD(A1,5000)/1000)と入力する