セルをコピーしたり移動するには、実に多くの方法がある。コピー元を選択して「編集」メニュー→「コピー」と「貼り付け」を実行したり、Ctrl+CやCtrl+Vなどのショートカットキーを使うのもいい。だが、最も直感的でよく使われる方法は、マウスでセルをドラッグすることだろう(セルを選択して、マウスカーソルが十字マークから矢印に変わったところでドラッグする)。普通にドラッグすれば移動、Ctrlキー(Mac版では、optionキー)を押しながらドラッグすればコピー、あるいは右ボタンでドラッグ(Mac版では、controlキーを押しながらドラッグ)すれば、ショートカットメニューから処理を選択することも可能だ。では、ドラッグ操作で別のワークシートにコピーするにはどうしたらいいだろう。

 やってみればわかるが、セルをドラッグした状態でマウスポインターをシート見出しに近づけると、ワークシートがどんどんスクロールしてしまう。いつまでたってもシート見出しを操作することができない。こんなときは、Altキー(Mac版では、appleキー)を押しながらドラッグする。するとワークシートはスクロールせず、マウスポインターを合わせたワークシートがアクティブになるのだ。お目当てのセルでドロップすれば完了。実に簡単だ。

図1  Altキーを押しながら、マウスカーソルが矢印に変わったところでドラッグすると、他のシートにドロップできる