セルの幅を超えて文字列を入力すると、入力した文字列は右隣にはみ出てしまう。これでは困るので、列の幅を文字に合わせて広げてみよう。これにはいくつかの方法がある。

 最初はメニューから操作する方法。列幅を変更したい列のどこかにアクティブセルを移動して「書式」→「列」→「幅」を実行する。「列幅」ダイアログボックスが表示されるので、「列幅」にちょうどよい数値を入力して「OK」ボタンをクリックしよう。この方法は列幅を数値で指定するので、複数の列を同一の幅にするときに役立つ。

図1 「列幅」ダイアログボックスで指定する

 「そんな細かいことは面倒だ」という方にはお手軽な方法。列幅をマウスで変更してしまおう。たとえばA列の幅を広げたいときは、列番号の「A」と「B」の間にマウスを移動する。マウスポインタがが両向き矢印に変わったら、ドラッグして列幅を変更できる。変更中は列幅の数値と区切り線が表示されるのでわかりやすい。とりあえず幅を変更したいときに便利だろう。

図2 マウスでドラッグして幅を調整

 最後はもっと簡単な方法。セルに入力されている文字列がちょうど収まるように、列幅が自動的に調整される機能だ。操作は簡単。マウスを列番号の「A」と「B」の間に移動して、マウスポインタがが両向き矢印に変わったらそのままダブルクリックするだけだ。列幅が広すぎても、狭すぎても、瞬時に適切な幅に変更される。なお、このとき基準となるのは、その列で最も長い文字列が入力されているセル。これもうれしい仕様だ。

 ただし、ダブルクリックで自動調整した列幅は、印刷すると文字列が切れてしまうこともあるので、印刷の前にはプレビューで確認しよう。

図3 A列とB列の間にカーソルを合わせてダブルクリックする