ワークシートの離れた場所を同時に表示するには、ワークシートを分割すると便利だ。やり方は簡単。「ウィンドウ」メニューの「分割」をクリックするだけだ。

 実行すると、アクティブセルの位置に、垂直方向の分割バーと水平方向の分割バーが挿入されて、ワークシートが4分割される(図1)。

 分割されたウィンドウは、別々にスクロールできる。分割バーはドラッグして位置を変えられる。ただし、分割バーをドラッグすると自動的に列や行の境界に移動してしまう。列や行の途中に分割バーを置くことはできないのだろうか(図2)。

 もちろんできる。ドラッグする位置をほんの少し工夫してやればいいのだ。横の分割バーなら右端のスクロールバーの上をドラッグする。右端の行番号の上でもいい。こうすると行の途中に分割バーを移動することができるのだ(図3)。縦の分割バーは、列番号より上かステータスバーのあたりをドラッグする。同じように列の途中に分割バーを移動できる。

図1 ワークシートを分割する分割バー

図2 分割バーをドラッグすると列や行の境界に移動す

図3 ワークシートの外をドラッグすると好きな位置に移動できる