Excelにはフィルハンドルという便利機能がある。選択したセルの右下に見える小さな■がフィルハンドルだ。これをドラッグすると、連続した日付データなどを簡単に作成することができる。

 フィルハンドルをドラッグして作成されるのは連続データだけではない。「Excel」のような文字列をドラッグすると、そのセルをドラッグした範囲にコピーすることができる。間違えやすいのは「123」のような数値データをドラッグしたときだ。実はこのときもセルのコピーになる。「124」「125」という連続データを期待した人はがっかりしてドラッグした範囲を削除することだろう。

 数値データが入った1つのセルから連続データを作成したいときは、フィルハンドルを右ボタンでドラッグ(MacはCtrlキーを押しながらドラッグ)するといい(図1)。ボタンから指を放すとショートカットメニューが表示されるので[連続データ]を選ぶだけだ。このショートカットメニューからは週単位や月単位の連続データを作成することもできる(図2)。ぜひ覚えておきたい操作だ。

図1 1つの数値から連続データを作成するときは、フィルハンドルを右ボタンでドラッグする


図2 日付データなら、週単位や月単位の連続データも簡単に作成することができる