マイクロソフトは2006年11月7日、同社のインターネットサービス「Windows Live」において、日本語版の地図検索サービスのベータ版を公開した。地図画像や航空写真を見たり、施設/店舗の位置や電話番号を調べたりできる。同社が日本語版の地図情報サービスを提供するのは今回が初めて。

 このサービスでは、住所や店舗の名称などを入力して該当地域の地図や航空写真を検索できる。地図は、マウスのドラッグ・アンド・ドロップでスクロールする。「プッシュピン」と呼ばれる機能を利用して、任意の位置にコメントを書き込むことも可能。プッシュピンをまとめてグループ化したり、プッシュピンの情報を他のユーザーと共有することもできる。機能的には、グーグルの「Googleマップ」と似ている。

 また2006年11月6日(米国時間)には、米マイクロソフトが3次元での地図表示が可能な「Virtual Earth 3D」を公開した。世界中の地形の凹凸を3次元で確認できるほか、サンフランシスコやサンノゼ、シアトルなど15都市については、建物なども含めて街の様子を3次元で表示可能。今後、対応都市を増やしていくという。なお現状では、サービスを提供しているのは米国のみ。日本語版のWindowsで「Virtual Earth 3D」プログラムのインストールを試みたところ、「対象外の地域や言語」だとするエラーメッセージが表示されてインストールできなかった。